会社を辞める=他の人に迷惑がかかる、上司にいい顔をされない・・・・と言う悩み。
退職とは、新しい人生をスタートする節目になるようなものですから、せっかくなら気持ちよく次へのステップを踏み出したいものです。
しかし、今まで一緒に働いてきた同僚や、上司に引き留められると、情や責任感、思いやりが出て、退職する事=悪い事と思いがちです。
誰だって人に必要とされたら嬉しいもの。
誰だって自分がこれからやることが相手にとって迷惑だと思われるなら気が引けるものです。
誰だって自分のせいで他の人が大変な思いをするなら申し訳ないと思うものです。
そう思えるあなたはとってもいい人。
人を思いやれるいい人です。
でもそれを優先していたら、いつまでたってもあなたは次のステップには進めませんよ!
それどころか失業保険給付を受けられない、
未払残業代をあきらめる、
有給休暇が消化できないまま終わるなど、
大損をしてしまう可能性も・・・!
「円満退職」と言う言葉に引きずられて、自分ができる最大限の奉仕をしたら気持ちよく辞めさせてもらえるんじゃないか・・・・
とにかく辞めたいがために、多少の損も止むを得ない。
この条件を飲めば気持ちよく退職させてもらえる・・・・
と「円満」の意味を履き違えている人が多くいるように思えます。
逆に、無理に自分の意志を押し通して退職できたとしても、
円満に会社を辞められなかったら、次の再就職先に支障をきたすことがある可能性だって十分にあるのです!
女性なら能力があっても「結婚」や「妊娠」を機に退職するというような笑顔で送り出してくれる理由もつけられますが、
男性ではそんな理由もなかなか無いでしょう。
相手にも迷惑かけずに円満に退職したい。
且つ、自分も損することなく、笑顔で送り出してほしいと思うなら、『退職する側とされる側が両者納得できる方法』が必要です。
まぁ言うは易く行うは難し、なんですよね。
私も1番最初に勤めた会社を退職する時は、
いつ切り出そうとタイミングを伺ったりして苦戦したし、
切り出したとしても今抱えている仕事を
他の人に振り分けることになる訳ですから、
引継ぎしながら嫌味を言われたり、
有休消化も沢山あったのですが、
申し訳なさで全ては消化せず辞めました。
とにかく、退職では大変な思いや、やむを得ずこちら側が引いた事が多かったです。
次のステップに進みたいのに、退職までに手間取って足止めされてしまう…!
退職して迷惑かけてしまうから、ある程度のガマンした…!
いやー、この悩み、たぶん退職した人の8割前後が体験したことではないでしょうか?
そして1割は、そこまで会社に必要とされてない人。(悲しいですが)
でも、残りの1割は、確実に「円満に退職できる理由」を使い、
「円満に退職できるステップ」を実行できた人なんです!
円満に退職することは、次の再就職にも影響してくることなので何としてもクリアすべき課題です。

でも、退職するという事は、どんなに繕っても何かしらの「しこり」ができるもんなんじゃないの?
なんてハナから諦めモードにならないで下さい。

どんな理由でも強行突破で退職しちゃえば関係なくない?
特に手に職を持っているわけではなく、全く他業界に再就職する人はそれでもいいかもしれませんが、
会うことがなくても同業界なら噂などで後々損をする可能性も!
私も転職回数4回、
いかに「円満退職した方が自分にとってその後の人生利益になるか」を学び、紆余曲折、色々と試行錯誤して、すんなり笑顔で見送られ、未来への一歩を踏み出せる方法を見つけられました!
今回は、私が色々試した中でも、最も使えると感じた『退職の理由・退職までのステップ』を紹介します。
なんで円満退社した方がいいのか?
再就職先で退社理由が影響する

退職をするという事は、定年退職でない限り、ほとんどの人が再就職をします。
採用希望の面接時に、前の会社の退職理由を聞かれることがあります。
その際、前の会社の悪口を言うのは絶対にNG!
採用担当者は、能力も見ますが、その人の人柄や周囲の人とうまく関係性を築ける人かどうかも重要視します。
ですから、どんな理由でも前の会社の悪口を言ってしまうと、
「自分の会社に勤めてもまたトラブルを起こすんじゃないか・・・」
と敬遠されてしまうでしょう。
また、上辺だけ円満退社したことを装っても、
採用担当者は、百戦錬磨の面接のプロ!
嘘や人間性を見抜く目を持っているので簡単にあなたの嘘は感づいているはずです!
もちろん本気を見抜く目も持っているので、
「円満退社をし、御社を選びました。」
と心から言えれば、面接官にもあなたはポジティブに映ることでしょう。
再就職先でも前の会社の人たちと繫がりがあるかもしれないから

もし、自分が辞めたいという気持ちだけ優先して、
同僚や上司に無礼な形で退職してしまうと、
あなた自身は、新しい世界でそんなことがあったかも忘れてしまうかもしれませんが、
やられた方は印象深く覚えているものです。
その時怖いのが、転職先で前職の人たちとつながりがある可能性です!
同じ業界の会社に転職する場合は会社同士、営業さん同士でつながっている場合があります。
他業界に転職したとしても、同じ地域内での転職は、
子どもの学校が一緒、親同士が知り合い・・・
何かしらに繫がりが出てくる場合があります。
そうなると、トラブルがあったり、無礼な形で辞めた人間という悪い噂を流され、それが採用担当者に届いて再就職に不利に向く可能性も!
また、どんなにあなたが俳優張りの演技をしても、
今の時代はネット社会という事もお忘れなく!!!
ちょっとした気持ちをつぶやけるTwitterや、
実名で繋がるFacebookをチェックし採用結果に参考にする面接官もいる時代です。
それによって内定が取り消されたケースも少なくありません!
逆に、仲良くやっていた投稿で溢れる人だったら採用担当者も安心しますし、
人の縁は退職前から大切にしておくと思いもよらない形でビジネスにつながり、後々あなたの糧になることもあります。
引き継ぎ不足で転職後にボランティア出勤

他転職サイトでは、退職する場合、自分が担当していた仕事は、他の人に引き継ぐのが常識、それが円満に退職できる方法だと書かれています。
もちろん引き継ぎは大切なことでが、引き継ぎで足止めされてしまう、有休休暇を消化できないようなら、あなたが損をします。
会社側にとって円満であっても、自分が損をするのであれば「円満退社」とは言えません。。。
では、どうすればいいのか・・・?
引き継ぎを優先する必要はありません!
なぜなら、引継ぎを行なわなければならないと言う法律はないんです!

そうは言っても、しっかり引継ぎをしておかなければ、転職後にも連絡が入り、前会社にボランティア出勤する羽目になるかも・・・((((;゚Д゚))))
と思ったあなた!!
もしも、あなたに退職する強い意思と、残された同僚たちに対する良心があるなら、退職を伝える前から、少しずつ準備する事も出来ますよね?
引継ぎは、つきっきりで仕事を手取り足取り見てやる方法だけではないはずです。
引き継ぎノートにすべてまとめることも出来ます!
担当していたお客さんの情報、使い方の手順、など自分がいなくても分かりやすくまとめてあげると親切です。
そして、あなたは有休消化しながら、週に1回でも出社した時に、分からない所をまとめて教える程度の負担になります。
それもある意味、お互いに円満に退職できる方法になるでしょう。
退職したら損害賠償を請求される可能性がある

もしも、仕事で生じた損害を、退職するのであればあなたが退職する際に会社から損害賠償を請求され、しかもその請求が認められる場合があります。
普通はほとんどないのですが、あなたの故意や重大な過失により会社に損害を与えた場合、退職するならと抑制することで退職を諦めてもらう口実に使われることです。
脅しのようなものです!!
もっとも請求されたからといって、よほど例外的な事情がない限りその通りに支払う義務はないので、弁護士や専門家に相談しましょう。
しかし、そのようなことから、大口注文のキャンセル料などの損害が発生したり、
正当な理由なく自分勝手な理由で退職することにより会社に対して損害が発生し、
それが立証された場合など、トラブルを抱えたまま退職となると、
損害賠償を支払わなければならない例も過去にあるので、
円満に退職した方が賢明です。
退職を申し出るタイミングで気を付ける事!

会社辞めるタイミングは2カ月前に言う必要はない!?
円満に退職する際、気を使うのが退職を申し出るタイミング。
他の転職サイトでは、退職を伝えるのは2カ月前が理想と言われています。急な退職でも最低1カ月前には伝えるのが一般的です。
有休消化をする場合は、有休消化日数+2カ月前と、だいぶ会社に気を使ったタイミングが書かれている事が多い。
しかし、実際に法的には退職日の2週間前に会社に伝えるだけで良いと、民法627条で規定されてます。
ですので、もしも、次の転職先が見つかり、
2カ月待たせると取り逃がしてしまう場合には、
2週間前に退職を申し込めば十分という事になります。
また、会社側の違法行為(契約と違う・賃金未払い・法定外労働)やパワーハラスメントなどがあった場合は、
法律で定められた2週間を待たずに即座に退職することができます。
このように、余裕を持って退職の意思を伝えるのが
「常識的」と言われていますが、状況に応じて退職時期を早められるのことができるという事を覚えておきましょう!
誰に伝える?
退職の意思を1番最初に伝えなければならないのは、直属の上司です。
しかし、小さな会社で、常に社長とコミュニケーションが取れる場合は、直接社長に伝えて構いません。
忙しい時期は避ける
会社にとって繁忙期である場合は、みんな神経質になっている時期なので退職の申し出は避けましょうと言われています。
その時期には言っても気を逆立てたり、すんなり受け入れてもらえない可能性もあるので、前倒しで伝えます。
伝えるのは就業時間外に
基本的に、就業時間外に伝えましょう。
休憩時間であっても、朝一で伝えることや、お昼休みに伝えるという事は、わざわざ休憩時間を割いてしまう事になったり、人目もあることから終業時間後が一番望ましいです。
損しない退職理由は?

どんな退職理由がいいの?
円満退職する上で、一番重要になってくるのが『退職の理由』。
必ず聞かれます!
「人間関係」
「嫌な人がいる」
「上司・経営者の仕事の仕方が合わない」
「勤務時間が長い」
「ほかにやりたい仕事が見つかった」
「評価が不満・給料が見合わない」
など何かしら会社に対し、デメリットを感じ退職を考える人が大半を占めます。
しかし、他転職サイトでは、このような理由で辞めることはトラブルの素になるから避け、「個人的な理由」で辞めるよう勧めています。
こう勧める理由には、
- デメリットがあるからと言う理由を出しても改善するからと引きとめられる
- 嫌な顔をされる
などすんなり辞めにくい状況に陥る可能性があるからです。
しかし、もしも「残業代不払い」「パワーハラスメント」「契約と実態が違う」など劣悪な労働環境が理由だった場合、穏便にやり過ごす必要はありません!!
このような場合、法律で定められた2週間を待たずに即座に退職することができると上記でも説明しましたが、いざ退職しても、雇用保険の失業給付を受給は3カ月後。
直ぐに再就職できればいいのですが、急な退職で再就職できなければ、3カ月何の収入もなく生活することになります。
円満退社するために事実を公にせず、「個人的な理由」にしてしまうと、「一身上の都合」とされ、「自己都合退職」となり、
会社側の違法行為の被害者なのに、行政からのペナルティーを受け入れることになり兼ねません。
なので、会社側に問題がある場合は、見す見す権利を放棄せず、しっかりと退職の本当の理由を明言し、「会社都合退職」にしてもらいましょう!
そうする事で、待機期間がなく失業給付を受給できますし、また、辞めた後に未払賃金を請求することができます。
もし、会社側が認めず「会社都合」にすることを拒んでも、違反の証拠さえあれば、ハローワークで会社都合退職と同じ扱い(特定受給資格者)として認定され失業保険を受給できます。
(厚生労働省は違法行為など具体的な基準を設けている)
何事もなく円満退職できればこの上ないです。
しかし、他転職サイトでは、違法行為があっても「円満退職するために我慢しなさい」、「会社へ迷惑をかけないようにしなさい」との表記が多く見られます。
しかし、それに従って穏便にすましてしまっては労働者側が大きく損をすることも!!
今までにも、未払い賃金を100万円以上取り返した、という例もいくつか報告されています。
しっかりとした意思をもつこと、さらに違法行為に屈する必要がないという事を覚えておきましょう。
強い引き留めがあったら?

退職を申し出た後、あなたが会社にとって必要な人材であった場合、強い引き留めにあうこともあります。
そのように、必要とされていること自体は有難い事ですが、退職をさせないために様々な条件などを並べられることもあります。
- 昇給や昇進など待遇改善
- 勤務時間・勤務環境の改善
- 責任ある大きな仕事を任せる など
引き留められれば、会社にとって必要な人材だということを認識できて、気分的に悪い気はしないでしょうし、
これを飲むことで納得・不満解消できれば何の問題のありません!
これを飲むことで納得・不満解消できれば何の問題のありません!
しかし、退職理由が他にある場合、
これでは何の解消もされない理由であれば、
交渉している時間も勿体ないですし、
退職日が延びるのもバカらしいので、
「有難い条件を頂き感謝しておりますが、辞める意志に変わりはございません」と、
厚遇してくれたこと、これまでお世話になったことを感謝しつつ、
それでも退職の決意が変わらないことをきっぱり伝えましょう!
競合(同業社)への転職の場合気を付けなければならない事!一歩間違えば損害賠償問題に!?

今までの知識や技術を生かし、退職する会社と競合する同業者へ転職先を考えている方は多いと思います。
もちろん、経済的自由権のひとつとして、「職業選択の自由」を憲法でも保障されており、
基本的には同業他社への転職でも、自由にすることができます。
しかし、退職予定の会社に社内規定で「競業避止義務(競業禁止規定)【競業避止義務とは、自社の技術やノウハウが社外に流出することを防ぐため、退職後の競合他社への転職や同業種での起業を禁止する社内規定】」がある場合、規定に違反すると、就業中なら懲戒処分、退職後なら損害賠償請求、退職金の減額や没収などの対象になる例があります。
競合(同業社)へ転職を考えている場合、まずは、競業避止義務(競業禁止規定)が存在するか確認することが先決です。
もしその規約があったとしても、有効になる期限が定められていたり、会社の機密情報を扱っていた人(役員・役職のある人などが対象)以外は無効になるなど、法的効力の範囲が限定されている事も多いです。
そのような規定が特にない場合でも、顧客リストや業務にかかわるデータなどを持ち出したりすることは、会社の機密事項や知的財産の流出、営業秘密を侵害したとして刑事責任を問われる場合があるので注意しましょう。
しかし、個人的に前職で得た知識やノウハウ、人脈などを活かすだけであれば、証拠となるものが少ないため、訴えられる可能性はほとんど無いと言っていいでしょう!
ただ、やはり前の職場と競合する会社に転職するという事は、前の職場の人にとったら、良い気持ちはしないはず・・・人によっては「裏切り行為だ!」と言われてしまう事もあるので、上司はもちろん、仲の良い同僚であっても転職先を伝えないのが無難!
もし決まっていたとしても、これから探すと上手くはぐらかし、とにかく転職をしたいという事実だけしっかりと伝えることで、円満に退社することができます。
「円満退社」にとらわれすぎず、損しない辞め方をしよう

いかがでしたか?
”転職”や”円満退社”についてググると、『円満に退社するべきだーー!!』とかかれたサイトがずらっと並びます。
しかし、それは自分の意見を主張できない日本人の性格が故、それを良しとする考えが大多数のため、それが「一般的だ」「常識だ」ととらわれています。
もちろん、なるべくなら「円満退社」をした方が良いに越したことはないですが、その「円満」と言う言葉にとらわれすぎると、あなたがの法的に得られる権利を自ら捨てることを助長してしまうものも数多く存在する、ということだけは覚えてもらいたい。
置かれている立場、会社の規定によってケースバイケースですし、ネットの不確かな情報だけで権利を主張してしまうと、無駄なトラブルにもなりかねないので、法テラスなどの専門家や公の窓口(労働基準監督署の「総合労働相談コーナー」・市役所などの行政機関による法律相談など)など気軽に相談できる窓口も多いので、そういったところに頼ってみるのが一番手っ取り早い方法です。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言う名言もあるように、広い視野と知識を持って、本当の意味での円満退社をし、幸せな第二の人生を踏み出しましょう!


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